講演と映画の会 市民と国境 ―脱走米兵「イントレピッドの4人」から40年―

burma2007-11-12


1・17 講演と映画の会
市民と国境 ―脱走米兵「イントレピッドの4人」から40年―

 私は国境を越える、と米軍からの脱走兵たちは言った。「ベトナム戦争という国家の犯罪に荷担したくない」「この不正な戦争への出動命令を拒否する」と。きっぱりと、しかし、少しの不安と怯えを滲ませた口調で。
 1967年11月、神奈川県横須賀に寄港した米空母・イントレピッド(勇猛)号から4人の兵士が脱走した。日本で最初の市民運動ベ平連ベトナムに平和を!市民連合)は彼らを匿い、スウェーデンに亡命させた。ニュースは世界中に伝わった。

以後、ベ平連とジャテック(脱走兵支援のための地下活動組織)は10数人の脱走米兵を安住の地へと送った。

 あれから40年が過ぎた。アフガンとイラクで、米国はまた激しい戦争をつづけている。日本政府はその戦争政策を支持しながら、非戦非武装主権在民を掲げた憲法の改悪を目論んでいる。

 国家、国益、国民に囲い込まれないこと。そこから身を引きはがし、国境を越えていくこと―少しの不安と怯えの向こうに、私たちの自由と共生の地平を展望してみたい。

 主催:元ベ平連・元ジャテック・元イントレピッドの4人の会有志

DVD

「殺すな!―日本市民はアメリカのベトナム侵略といかに闘ったか―」(2002年、旧ベ平連製作)

記録映画

「イントレピッドの4人」(1967年、ベ平連製作)

対談

  • 鶴見俊輔さん(哲学者)
  • 室 謙二さん(評論家・在米ジャーナリスト)
  • 司会 吉岡 忍さん(ノンフィクション作家)

講演

小熊英二さん(慶應大学教授・著書に「民主と愛国」など。)

発言

海老坂 武さん、遠藤洋一さん、坂元良江さん、関谷 滋さん、吉川勇一さん 

会費 1000円

日時 11月17日(土) 13:00〜17:30
会場 日中友好会館大ホール 
都営大江戸線飯田橋駅C3出口より徒歩約1分、JR/東京メトロ飯田橋駅より徒歩7分