ビルマの人のお話(2)

誇り高い謙虚さ

 27日の非暴力平和隊・日本、ピースネット主催の「ビルマの非暴力から学ぶ〜」は小規模で、とってもいい集まりでしたね。

いつもながらミンスイさんたちの誇り高い謙虚さには、心打たれます。
戦時中の日本についてたずねられても、過去ではなく、
今の平和な日本を評価してくださる言葉、ありがたく思います。

子供のころ、父親がよく言っていたことばを思いだしました。
「借りた金は忘れるな、貸した金は忘れろ」
「助けられたことは忘れるな、助けたとは思うな」
最近の日本では、こんなこと言ったら馬鹿にされそうですね。(I)

経済制裁

ミンスイさんたちのお話を聞いていて、私が印象が強かったのは、各国政府の対応です。これほどの長い間、多くの国民を弾圧している軍事政権が続いているのは、ビルマ国内に支持者が少なからず存在することもさることながら、さらに、外国政府もこの軍事政権を支援しているということです。

ビルマ軍事政権支援国として、最も大きな影響を与えているのは中国ですが、日本国政府も小さくない影響力があります。私たち日本国民は、日本国政府に対する働きかけをさらに強める必要があると思います。そのためには、ビルマの現状をもっと多くの日本国民に宣伝することが大切であり、例えば、マスコミへの働きかけも必要でしょう。

もちろん、在日ビルマ人などビルマ軍政の被害者に対する支援が大切なことは言うまでもありません。そのような直接的な行動だけで終わっていては、根本的な解決は遠いことになるのではないかと思ったのです。

既に活動を行っている方にとっては、当然のことであろうと思いますが、幅広い活動が必要であることを具体的に知った者として、感想を示させていただきました。(N)